背中越しに聞こえる…「サンタクロース来るかな?」

 子供達がサンタクロースを信じていたのは…おそらく中学生の頃までだっただろうか?
 まだ幼かった頃、親の気持ちとして「サンタクロースは本当にいるよ!」と信じさせたいと思い、親ばか作戦をとったのである。
 
 親からのクリスマスプレゼントとサンタクロースからのクリスマスプレゼントを準備したのである。
 勿論、親からのプレゼントは手渡し、その後作戦開始である。 
 玄関先のオンコの木に、子供たちの隙を見て吊るして置いたサンタプレゼント…


 
 「あれッ?お父さん! 今、窓の外光らなかった?」
  「えッ 光ったかな?」
 「お母さん、シャンシャンシャンと鈴の音、聞こえたよね?」
 お芝居の始まりです。

 子供たちは「サンタかな?サンタさん来たのかな?」あわてて玄関から外へ。
 吊り下げられたプレゼントを見つけ

 「おかさ〜ん!サンタ来た〜ッ!」「プレゼント来た!」と…

 内緒でプレゼントを吊るした後、雪が降れば作戦は大成功…足跡も無い…

 「空からトナカイにのってサンタさんが来たんだよ」
 「えッ ホント? まだ近くに居るかな?」
 空を見上げ不思議そうに、そして嬉しそうに…

 それから数年…すっかりサンタクロースの存在を信じなくなり、親の作戦も充分承知して…

 「今年はサンタさん来るかな?」

 背中越しに囁きが聞こえる。

 そして数年…

 今年は孫娘に作戦開始です。

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